Vol:3　奇跡を起こす『サイパワー』

武士は寝ている時でも、危機を感じるとすぐに避けるか攻撃します。これは自意識は寝ていても＜３D心＞が起きているためです。このように寝ている時でもすぐに反撃できるのは、気感能力がとても優れているからです。そしてこのように気感能力が作動している状態を＜３D心＞と言います。

昔イエスが＜目を覚ましていなさい＞と言ったその＜覚めている＞が即ち＜３D心＞なのです。このように＜３D心＞は魂が作動している状態を言うのです。

仕事をするときや警備をする時は常に警戒心を持って周囲や前後を見回さなければなりません。このように警戒心を持って状況を注視する心を＜３D心＞と言います。一つ、一 つの仕事は断片的ですがそれを繋げて一つの仕事として成果を出すには必ず＜３D心＞を通じて状況を注視しなければならないのです。

そうしてこそ仕事も失敗がなく、またそのようにしてこそ仕事に対する信望を集めて人々から信頼されるのです。

運転手は常に主人がいつ車に乗ってくるのか神経を使っていなければなりません。主人を待ってバックミラーを見守るとか周辺を見回し、主人が現れる瞬間すぐにエンジンをかけて主人の前に車を待機させなければならないのです。

このように主人を待っている状態もまた＜３D心＞なのです。そうしないで主人が車まで来てドアを開けてからエンジンをかけるとすれば、その人は運転手としての資格がないのです。このように周辺の状況に気を配る心が即ち＜３D心＞です。決して運転が上手だからと言って信頼を受けるのではなく、このような＜３D心＞を備えて初めて成功できるのです。

私たちはこのような＜３D心＞を＜超科学的智恵＞とも言います。行動が目に見えても科学的には説明できない心なので超科学的智恵と言います。孔子が話した仁benevolence、義righteousness、礼propriety、智wisdomも結局＜３D心＞があればこそ可能なのです。

＜３D心＞がなく自分勝手にやる人を私たちは＜ならず者＞と言います。このように＜３D心＞は見えませんが明確に作用する魂の作用なのです。今や＜３D心＞が何なのか理解されましたでしょうか？魂が施す心、それがまさに＜３D心＞なのです。

そして皆さんが願うことを成就するために『サイパワー』をするとき、必ず必要になるのがまさにこの＜３D心＞です。＜３D心＞は言い換えると、皆さん自身の魂を動かす道なのです。無意識である魂を動かす道、それがまさに＜３D心＞です。

なぜなら＜３D心＞がまさに魂の作用だからです。＜３D心＞がない魂は唯の心に過ぎず何の作用もないのです。

＜あの人はどんな胸算用であのような事をしたのか？願うことは何なのか？＞などの意中を探るのもまさに＜３D心＞です。そして未来の事を予言するとか、心性を把握すること、強弱を測定することなども全て＜３D心＞がやるのです。このように＜３D心＞は見えない波動や状況を正確に把握できる超科学的智恵なのです。

それでは今から＜３D心＞を通じて『サイパワー』を行う方法をお教えします。皆さんが私の言葉を信じて『サイパワー』の存在を完全に受け入れれば、＜３D心＞が作動して『サイパワー』は決して難しくはないですが、常識的に考えた時実現不可能だと考えれば＜３D心＞は作動しないのです。分かりましたでしょうか？

さあ！それでは今から『サイパワー』をする方法をお教えします。

先ず、晴れた昼に空が見える静かなところに座ります。すると空に白い雲がぽつりぽつりと流れて行くのが見えるでしょう。この時大きな雲ではなくその横についている小さな雲の塊を見つめて＜なくなる、なくなる＞と手で＜手払い＞をやってみて下さい。

するとすぐ雲に影響が及んでいることを＜３D心＞が察知するでしょう。そしてその時から雲は自ら消えて行き全て無くなるでしょう。このように雲が無くなる人は＜３D心＞が作動したのであり、できない人は＜あんなに遠くなのにできるのか＞という疑いから＜３D心＞が作動しないのです。これがまさに『サイパワー』が成される核心技術です。

事実雲の大きさはたいして関係ありません。もっと大きくても結果は同じです。しかしあまりに大きいと自意識が＜あんなに大きいのにできるか＞という疑いが入るので手ごろなものを選ぶように言ったのです。

このように雲が無くなれば次は雨を止めたり風を防ぐなど願う天気を選んでみて下さい。必ずそうなるという＜３D心＞の信心がなければなりません。

今あの図はスクリーン板に小さな粒子を通すために用意した準備物のです。このように穴が一つある準備物に粒子を撃つと、その粒子たちはスクリーンに現れたもののように１字に見えるでしょう。しかし穴が二つである板に自動的に粒子を撃ち、ちょっと外に出て戻ってくるとスクリーンにはあのように縞模様がいくつか現れるようになります。

私たちはこのようないくつかの縞模様が現れる現象を＜干渉現象interference phenomenon＞と言います。しかし再び人が実験室に戻ってくると、いくつかの縞模様現象はなくなり次の図で見るような縞模様が２つだけ現れます。

このように人がいなければ縞模様がいくつも現れ、人がいれば縞模様が２つに現れる理由は、小さな粒子が私たちの心によって動いているからです。穴が２つだから当然２つの線で現れるという考えがまさにそのように作用したのです。

粒子が私たちの心の影響を受けるように雲もまた私たちの心の影響を受けるのです。このように私たちの精神作用が事物に影響を与えることを＜超科学的智恵＞と言います。

穴が二つだから二つの線が現れなければならないという考えによって起こった現実を＜超科学的智恵＞と言うのです。

＜超科学的智恵＞は即ち＜３D心＞であり、このように＜３D心＞が事物に影響を及ぼすことを研究する学問を＜量子物理学quantum physics＞と言います。

もし雲が動かない人がいれば、それは＜３D心＞が作動していないためです。そしてなぜ＜３D心＞が作動しないのかと言うと、それは私の話を受け入れていないからです。このように一度成功すればその時から皆さんは私の話に信頼を感じるようになるでしょう。

そしてこのように体得する過程を＜超科学的智恵＞と言うのです。

一般的な科学的智恵は距離があまりに遠く実現不可能だと感じますが、それを超えてできるという信じる心が即ち＜超科学的智恵＞なのです。＜超科学的智恵＞はこのように自意識的な判断ではなく、魂による作用なのです。

しかし＜３D心＞が作動しない時もあります。例えば、自慢しようとする時や必要がない時、即ち練習と見なしてやる時はよくできません。なぜならそれは＜自意識＞がする事だからです。魂は切実で必然的ですが、自意識は疑いが多くうわべだからです。

そのため自分に必ず必要な事でなければ他人に引っ張られないように気をつけてください。これもまた＜３D心＞が見分けなければならない状況です。このように『サイパワー』は他人に自慢できるそんな＜技術＞ではないのです。

見えない私たちの心はこのように万物と連動作用をします。そのため悪口を言われたり気分が悪いときに車を運転すれば、状態が良かった車が突然おかしな音を出して故障するのです。それは気分が悪い＜３D心＞がそのように作ったのです。

私たちはこのような現象を＜憤怒『サイパワー』＞と言います。皆さんが他人を呪ったり害を及ぼすために『サイパワー』を行えば、その『サイパワー』は自分自身を害することもあるのです。

自分が自分の車を壊すように自分の体を壊すのです。気分の悪い魂が車を故障させるように呪いの『サイパワー』が自分の人生を悪く作るのです。私たちはこのような現象を＜悪口を言った通りになる＞と言います。よってむやみに怒らずに温和な心で生きなさいと仏陀は教えたのです。

しかし他人に害を及ぼすためではなく、自分自身に憤怒を起こして『サイパワー』をすれば、その時その『サイパワー』は強大な力を発揮するようになります。

例えば、友達が自分より勉強や運動がよくできることに対する＜自己憤怒＞が起これば、その時その心は友達よりもさらに前を行くことのできる『サイパワー』が作動するのです。また、友達が自分よりよく生きているのを見て＜自己憤怒＞が起こったとすれば、その時からはその友達を凌駕する実力家へと変わるのです。

このように＜３D心＞は＜自己憤怒＞を通じて＜選んだ通り＞になるのです。＜選んだ通り＞は即ち魂が進むところを言うのです。そしてその進むところがまさに＜選んだ通り＞なのです。このように魂が進むところがあればそれは現実に完成されるのです。

私たちが他人のために施すとき、その施す心を＜慈悲mercy＞と言います。ここで＜慈＞は人為的に起こす作用ではなく自ら湧き出る作用を言います。仏教では慈悲を＜衆生たちに楽しみを与え、苦しみを忘れさせること＞と言います。もう一度言うと自ら沸き起こる作用は楽しい心です。私たちはこのような楽しい心を＜楽＞と言います。

＜楽＞は即ち対象に向かって楽しい心が沸き起こることです。拡がって行く宇宙の作用もまた楽しい心と同じ＜楽＞の波長です。やさしく言うと宇宙は常に楽しい心で仕事をするのです。だから皆さんも宇宙のように楽しい心でやればこそ仕事もよくできるのです。

その理由は＜楽＞の波長だけが広く伸びて行けるからです。このように楽しい心で宇宙と一緒に広く伸びて行ってこそ願うことと宇宙で出会うことができます。

よってよくできるためには皆さんも常に楽しい心で生きるように努力してください。そして楽しい心がなじむためには、愉快なリズムでダンスするのもいい方法です。

必要なものを魂に刻印すれば、魂はその必要なものを宇宙から引き寄せます。このように必要なものを世の中から探し出す作用を＜共鳴resonance現象＞と言います。一言で必要なものが楽しい心を通じて世の中に展開され、それと同じ波長の実物と出会うのです。

必要なものが＜楽＞の波長を通じて世の中に伝達され出会うのです。そしてこのように出会った実物を魂が引き寄せる作用を『サイパワー』と言います。『サイパワー』は＜楽＞の波長を通じて必要なものを世の中に送り出し、その波長と同じ実物と出会って現実に引き寄せる作用を言います。

今見られているあの図はシロフォンです。今＜ラ＞黄色　音と＜シ＞黄緑色　音の上にお茶の葉の粉末が置かれています。そして遠くに離れたところから＜ラ＞音を出すとあのように＜ラ＞音の上のお茶の葉は散らばってなくなります。

このように音とシロフォンという物体が出会うように、波動と粒子が出会う現象を＜共鳴現象＞と言います。

皆さんが願うことを＜イメージ＞として魂に刻印すると、魂は＜３D心＞を通じてそのイメージを世の中に送り出し、共鳴を通じてそのような波長の物体と出会えば、『サイパワー』がそれを現実に引き寄せるのです。これがまさに『サイパワー』です。

しかし反対に自意識が嬉しすぎて魂が満足すれば、魂はその満足の対象を現実から遠ざけてしまいます。いわゆる＜炊き上がったご飯に灰を撒くようなもの＞となるのです。このように魂が満足すればその結果はある現実を押し出してしまうのです。

これもまた生きて行く上でとても重要な原理です。＜心を空けよ＞＜謙虚であれ＞という理由がまさにこれです。皆さんの魂に＜富riches＞が刻印されていれば富者になり、満足が刻印されていればあるものを全て失って乞食になるのです。

多くの人々が富者として生きたいと思っています。だから彼らは＜どうすればお金をたくさん儲けられだろうか？＞と心配をします。そうすると彼らが富者になれるかと言うと全くそうではなく、むしろその＜心配＞がお金を必要とする事をどんどん引き寄せるのです。魂の中にお金が刻印されるのではなく、心配が刻印されるからです。

一言で頻繁にお金が出て行くようになるのです。だとすればどのようにすればお金をたくさん儲けられるでしょうか？今から富者になるための『サイパワー』をお教えします。

お金は自動車で言えばガソリンのようなものです。やさしく言うと生活するのに必要な道具のようなものです。よって生活がなければお金もまたあってもなくても同じです。そのため死体たちはお金を必要としません。

だからお金をたくさん儲けるには、先ず行こうとする目的地と自動車がなければなりません。行くところも、自動車もないのにガソリンだけをたくさん欲するのであれば、皆さんも変だと思うようにそれは話にならないのです。そして多くの人々がこのような考えでお金を儲けようとするため、人生も失敗続きなのです。

たくさんのお金を持つためには先ず魂が富者として生きることを願わなければなりません。このように＜富者＞が魂に刻印されると、その次は自分が最も好きな仕事を選ばなければなりません。そして自分が好きでその仕事を選んだように、他の人もやはり好きになって選ぶようにそれを輝かせなければなりません。

お金はただ人だけが持っています。だから必ず人々が好きになるようその仕事を人のために使わなければなりません。

その仕事は即ち自動車です。そして自動車が行くところは希望です。このように希望に向かって自動車が進めばガソリンは自然とついてきます。そしてこのようについてくる＜お金＞であればこそ最も安全に長く維持できるのです。人々は皆さんを見て皆さんがする仕事に飛び込むのです。お金はこのように集めるのです。

富者がいい車に乗って誰もがうらやむ理想郷Utopiaに向かって努力すること、それがまさにお金をよく儲ける『サイパワー』なのです。お金だけを見て仕事をすれば詐欺や経験不足で潰れますが、このように好きな仕事を通してやればそれが仕事であり趣味生活であるので永遠に倒れず続けることができるのです。

大部分の人は皆健康に生きることを望んでいます。平素はよく分かりませんが一度体を壊すと健康がどれほど有難いことなのか骨身にしみて実感します。そして最近は医療技術もとても発展し体に異常が見つかると、大部分の病は治すことができます。

しかしおかしなことに医学が発達するほど患者はどんどん増えています。その理由はまさに＜健康心配症＞のためです。

皆さんが健康のために病院に行き、また多くの検査を受ける理由は、健康状態をチェックするためでしょうが、しかしそのようにする本当の理由は事実病を心配するからです。するとその心配は魂に刻印されてもっと大きな心配状態を引き寄せるようになります。するとその人は自分でも気づかず患者となり、それでも早期発見できてよかったと考えるのです。

多くの人々が教会や寺に行けば、＜病＞をよくして下さいとお祈りします。しかし大部分の人々はよくならずむしろこの世を去ります。そうすると大部分の宗教人たちは神様や仏さまが連れていかれたと冥福を祈ります。

彼らがこのように世の中を去った理由は実は祈りを誤って行ったからです。願うことは病をよくすることですが、病をよくして下さいとお祈りすればするほど魂には＜病＞が刻印されるのです。

このように同じ言葉を反復してそれが魂に刻印される状態を＜話した通りになる＞と言います。よってよくなることを望むのであれば先ず＜３D心＞を通じて楽しく旅行をしたり踊ったりする姿を思考しなければならないのです。

健康な体でやることのできる行動を切実に願わなければならないのです。健康のために病院に行くのではなく、実生活自体を旅行や＜裸地療法earthing＞によって健康に生きるようにしなければなりません。

続けて反復すればそれは魂に刻印されます。よっていい習慣は人生を輝かせます。体に染みついた習慣もまた魂の作用です。先進国はこのように体に染みついた行動を通じて社会的成果を上げます。秩序を守る行為もまた体に染みついた習慣だからです。

世の中は願う通りに生きることができますが、かといって自意識の思い通りに全てが成されるわけではありません。『サイパワー』もやはり私が願うことを成すためには必ず必要なものですが、宇宙の原理に逆らえばどんなに願ってもできません。よって次の時間では＜『サイパワー』を守るための天の秘密＞に関する話をしようと思います。

それでは今日の講義はこれで終わりにします。